空虚な時

公園で

地元の同級生とサッカーした。二人だけで。それでもいつも壁に向かってばかり蹴っていた自分としては、かなりうれしかった。パスの練習をしたのも高一で辞めた部活以来だった。空は灰色っぽく、風も時折冷たく、サッカー日和というわけではなかった。それで…