卒業検定実況中継！！
朝。起きる。
早めに起きて教科書で復習しようと思って時計を見たら試験開始１時間前だった。
はい。余裕なし。（゜-Å) ホロリ
多少せっぱつまった感じで教習所に着。
卒業検定受講者は２階へと呼び出され、説明を受ける。
検定用（自主経路）の地図と何番目に乗るかが書かれた紙が配られる。
自主経路とはある地点からある地点まで、教官が何も助言せずに自分で地図を見て目的地を目指す訓練。と言っても今回のコースは右折、左折が一回ずつだったので楽そう♪
教官「皆さん、検定と言うと緊張して普段しないようなミスをする方が結構いらっしゃいます。赤信号無視とかはザラですよ。ハハハ…！！」
ハハハ…じゃねぇよ！！（←まだ古傷）
検定車に乗る前にトイレに行っとく。これから卒業検定に行く人は乗る前には必ずトイレに行っておくことを強く薦める。渋滞などでつかまれば３時間くらいかかっても不思議じゃないから。
いざ教習車に乗り込む。
３人組みで皆、少し年上くらいの男性。
ちなみに拙者は３番目（最後）に運転する事になっていた。１番目じゃなくてヨカッタァ〜。ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪
まずは教官が１番目に運転する人のスタート地点まで運転。
その間、驚くべきことが判明！！
自主経路だけだと思っていたが、教官の指示通りに運転する検定もあるらしい！！
しかも…
教官「え〜…３番目の方はぁ…環八通るからね。」
Ca、Ca、Ca、Canpachi！！？？？
寒波血……
それは幾人もの人々を不合格の沼へと追いやった死のロード！
第３車線という聖なる道から外れた途端に無理な車線変更＝検定中止の方程式が待っている。まさにその名を聞いただけで泣く子も泣く（泣き過ぎ）『寒波血』！！
なんてこった…もっとも苦手なコースだ。あの独特のスピード感と距離感が嫌なんだ…。
余計緊張してきたじゃないかぁ〜。
そうこうしてる内に、１人目の検定開始。
いきなり停止線を無視。
教官に注意される。
二回目の信号。
…再び停止線無視。
教官少しキレる。
いきなり教官の機嫌が損なわれた！！なんてこった…(*ノω<*) アチャー
その後１人目の彼はなんとか路上検定を終えたものの、明らかにローギアで走りすぎだった。発車してから１０秒後ぐらいにギアチェンジしてたし。その間エンジンは悲鳴をあげていました…ｗ
そして２人目の検定開始。
なかなかの運転。特に目立ったミスなし。
かと思ったら…
信号待ちの時に左横の建物からガス会社の緊急出動用の車がでてきてしまった！
教習車は完全にその出口を塞ぐ形になってしまった。なんと運が悪い…
なんとかバックできたから良かったものの、できなければ結構な減点になっていただろう。
そして私、三人目…。
いざ運転席へ！心臓バクバク。それもそのはず、運転するのは２週間ぶりｗ
やばい…。クラッチを右足で踏もうとしてる自分がいた。Σ(゜Д゜；ｏ)
私「（あっ！そうだクラッチは左足で踏むんだった！！アハハ）」
たぶん僕がサトラレだったらこの時点で運転中止を告げられていたと思う。
私「（おおお落ち着けぇぇ！できるさ！こんな状況、中１の時、初めて教室の席に着いたら、雑賀が「俺の席がねぇ！」って言っているのを聞いてみんなと一緒に笑ってたら、俺が座ってた席が雑賀の席だったあの時の大恥と比べれば屁でもねぇ！！）」
いざ行かん！！出発じゃ！！
ブロォォオオオン！！ブロォォオオオオン！！
ブロォォォ……ぷすぅぅん……
………。
はい。
やりました。
いきなりエンスト。
…マジかよ！？最近の漫画でもやんねぇよ！やはりここ一ヶ月で２回しか運転していないブランクはツライ！！
完璧に感覚忘れてるぅぅぅ。うう…。・゜・(つД｀)・゜・
しかたない。気を取り直してしゅっぱ〜つ！！
した瞬間に教官がメモる音。
………。
あ。
安全確認か！？やぱ減点だ……。少し首まで動かさないとアピールしたことにならないらしい。
その後はなんとか順調。
んで…。
運命の寒波血（環八）。
やだなぁ。次、右折したら環八だよ〜。
って、ん？教官がメモる音。
あ。
右に寄ってねぇ！！環八だけ意識しすぎたぁ！！！
で、その発進の際、
ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ…（エンジン音）
あ。
しやぁったぁぁ！！！！これサードギアだぁぁぁ！！！
ダブルミスで少しパニクルー。（古っ）（´ヘ｀；）とほほ・・
でも環八は問題なくクリア。良かったぁ〜。
自主経路も難なくこなし、あとは車を降りるだけ。
検定は乗ってから降りるまでが検定なのだ。
でももう降りるだけ、楽勝さ♪
よし。ニュートラル…、ハンドブレーキ…、キー…っと。
拙者それで車を降りた。
で教習所に帰るために教官が運転席へ。
なにやらニヤニヤしてる教官。
あ。
ローギア！！！！！！！！！！しまったぁぁぁぁ！！！！！！！
完璧に油断してた。というか早く検定終わらせたいという思いでやってしまった。
NHKは１チャンネル…。こんな基礎を忘れるとは…。
そんなこんなで教習所へバックホーーーム。
次はお待ちかねぇ、バック（車庫入れ）でぇぇす。
はい。苦手。Σ(´Д｀；) うあ゛
一人目二人目は楽々クリア。
やだなぁ。ここでミスれば目立つ！！三人目ならではのプレッシャーが襲う。
とにかく安全確認をしまっくて、ぶつけない事を重視。
結果。
曲がりつつも入れることに成功。教官は少し渋い顔してたけど、大丈夫だろう。たぶん。そんな気がする。よね？
教官「お疲れ様でした。いったん教室に帰って待ってて下さい。」
その教室でしばらく待たされそうだったので廊下で誰も見ていないの見計らって（見られると誰も廊下を通らなくなる恐れが…）太極拳の体操。体のあちこちが緊張で疲れていた。
そして、
「３号車の教習車に乗っていた方は廊下の席へ座ってください」
と呼び出された。
担当の教官が３人の前に２枚の合格通知表を置いた……。
この中の一人が落ちるのか…。
教官「では合格者の名前を述べます。」
緊張の一瞬だった。
教官「まず…竹部さん。おめでとうございます。」
何！？いきなり２人目の人の名前！？って事は机の順番からして次は俺で、１人目の人は落ちたのか？……？？
教官「次に……」
……。
どっちだ…。
教官「……えーっと……。」
……くそっ！そこでためるなよ…！
……。
教官「西野さん。おめでとう。」
え？
ああ、僕の名前は西野だったよ。そうだ思い出した。戸籍では西野だったよ。そうだよ…。そうに違いない。はははは…
…落ちた。orz
そして机の上の２枚の合格通知表は、僕ではない２人に渡った。
……はぁ。
背中を丸め、うなだれる自分。
目の前にあるのは先ほど２人が手に入れた合格通知表。
はぁ…。また受けるのはツライなぁ…。
ん？
合格通知表はさっき二人が手に持っていたのに、なぜ目の前に？
教官「最後に藤山君。おめでとう。」
……。
うん。
コルァア！！教官、紛らわしい事すんなよ！！！！！！！
始めから３枚一緒に机に出せやコラ！！！！（｀Å´）ゴルァ!!（怒）
俺の合格通知表だけなぜか懐に隠し持ってたようだ。
ったく。
にしても合格できてよかったよホント。
隣の組のおばちゃんは一人だけ落ちて早めに帰されたようだ。
その後ろ姿……すごい惨めだ…。教官も不合格を告げる時にまるで癌告知のような口調だった。卒検これからの人は落ちたらかなり惨めな気持ちになると予想されるので気をつけて！！マジ。
その後書類に判子して、その後についての説明を受ける。
初心者マークGet!!
あんなにもダサく思えた初心者マークが、こんなにも、いとおしいなんて！！
初心者マーク万歳！！
にしても説明の教官が来るまで少し待たされた。
やっとの事で教官登場。
書類を渡された後に…いきなりこんな事を言われた。
教官「実はここに来るまでに遅れてしまったのは…藤山君のせいなんだよ。」
初心者マークに見とれていた僕はいきなり名指しで呼ばれてビックリした。
しかも何で俺のせい！！？？
教官「君の『藤』の字が特殊だから合格賞の名前に書くのに手こずってね〜。具体的にはくさかんむりが離れているのは分かっていたんだが、ちょんちょんの部分がハの字になってるのに後から気づいてねぇ、それで…ぺらぺ〜ら」
そう言いながらわざわざホワイトボードにでっかく『藤』の字を書く教官。
ああ。
なるほろ。
戸籍通りに書かないとマズイからね。そりゃ大変だったね。
てか、んな事みんなの前で説明してど〜する。結構恥ずかしいぞ。（*´ェ`*)ポッｗｗ
そのうちもう一人『藤』の字を書くことになると思うので気をつけてください。ｗ
んで無事に説明も終了。
４時間近くかかった検定もようやく終わりを告げたのだった。
帰りはパーッと派手に松屋で一人祝杯。卵をトッピングする贅沢を味わう。
なんか泣ける。ｗv(￣∇￣)ニヤッ
ちなみにmegaっちは２、３ヶ月でようやく取ったと言うとりましたが、
拙者…
７ヶ月かかりましたから…ｗ
実はもう少しでタイムリミットだった。クゥちゃんに「計画的に」とか言われそうです。
あとは府中の学科試験を受けて合格すれば免許皆伝！！もうすこしだ！ガンバ自分！！
そして長い文！！ｗ
